雨の合間の収穫、水分基準と受け入れ時間に悩む豪州農家
豪州の農家チャンネル「The Jackson Brothers」は、動画「We just Can't Get a Good Run at It! | Harvest 2026 Part 2 | Vlog 534」で雨に阻まれる今季の収穫を伝えています。運搬を担う出演者が穀物水分の基準や町の受け入れ所の営業時間、近隣農家との協力について語りました。中心となるのは、限られた好天の時間をどう収穫に充てるかという段取りです。
水分とサイロの判断
2日前に8ミリの雨があり、条件が整わないなかでの刈り取り再開です。出演者によると手元の水分計は1.5ポイントほどずれており、実際の水分は14%を下回るとみています。種子用の品種は通風設備付きの自家サイロに入れるため、14%を切っていれば問題はないと判断しました。「品質を確保するほうがよい」と語ります。
一方で町の受け入れ所に持ち込むには、水分12.5%以下という基準があります。種子用の品種はほかの品種と分けて刈る必要もありました。基準にかなり近いとみた一家は、残りのコンバインも動かす決断をします。種子用の刈り取りが終わると分別の必要がなくなり、雨が来るまで全力で刈り進める態勢に入りました。
4台体制と運搬
応援に来たのは近隣農家の赤いコンバイン2台で、昨年と同じ機械です。相手の作物はまだ収穫期を迎えていないためで、相手の収穫が長引けば終盤に今度はこちらが手伝うといいます。「こうして助け合えるのはよいこと」と話しています。自分たちの黄色い2台と合わせ、計4台での作業になりました。
運搬用のチェイサービン2台はフル稼働で、出演者は本来なら3台目が必要だと述べます。Coolamon製のビンを引くT8トラクターは馬力に余裕があり、自動操舵とギア操作の少なさを評価しています。装軌式のChallengerは走行跡の段差を感じませんが、ホイール式では注意が要るそうです。容量が大きく排出の速いUnverferth製ビンがあればとも話していました。
収量は収量計で5を超えており、1エーカー当たり80〜90ブッシェルほどと換算しています。出演者は「とても順調」と手応えを口にしました。
受け入れ時間と雨
悩みの一つは町の受け入れ所の営業時間です。この地域では収穫が早く、周囲はまだ本格的に刈り始めていません。そのため主要な受け入れ所は15時ごろに閉まり、17時半の時点では3連トレーラーで町へ運べませんでした。従兄弟のPeteはトレーラーを1台に付け替え、2台のトラックで自家サイロへ運んでいます。「4台のコンバインに追いつかなければならない」と語ります。
やがて雷とともに雨が降り出し、18時11分に作業を終えました。自分たちの2台で200トンほど、近隣の2台で100〜150トンほどと見積もっています。出演者は「何も刈れない日よりはまし」と受け止めています。
翌週の予報も夜間のにわか雨です。翌日に水分が下がるのを待つと昼から15時ごろになり、ちょうど雷雨が来る時間帯と重なると説明しています。翌朝の雨量は自宅の圃場で42ミリ、収穫中の圃場で約60ミリでした。数日は収穫できない見通しです。
本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。