水分13.5%で刈り取りを止める、雨の豪州の収穫
豪州のチャンネル The Jackson Brothers は、動画「It's Almost Dry Enough! | Harvest 2026 Part 3 | Vlog 535」で、雨の直後に進めた収穫の2日間を記録しています。兄弟の一人がコンバインやトラックを操りながら、穀物水分を測って刈り取りを始め、止める判断を語ります。中心となるのは、自家サイロに入れる水分13.5%の線をめぐる、短い作業時間の組み立てです。
水分値を追う収穫
撮影時点は10月19日で、数日前にまとまった雨が降ったと説明しています。昼の穀物水分は約15%あり、午後3時ごろに14.2%、5時ごろに13.2%まで下がったそうです。町へ出荷するには水分が高すぎるものの、自家のサイロには13.5%未満なら入れると決めていました。
夕方6時が近づくと乾燥は止まり、やがて湿り戻すと話します。他のコンバインや人員を呼んでも、そろう頃には1時間ほどしか刈れないため、この日は一台で進めました。測定は30分ごとに続け、14.2%と13.8%が出た時点で作業を終えています。基準内で刈れたのは40分ほどだったとみています。
それでも約30トンを刈れたことには意味があったという受け止めです。雨が続けば品質が落ちるおそれがあり、圃場にも入りにくくなるからです。ひよこ豆や別の大麦も熟しつつあり、複数の作物が重なる季節になりそうだといいます。年初は乾燥してスーパーエルニーニョが話題でしたが、今は雨が多く「誰にも分からない」と首をかしげます。
混ぜて出荷基準へ
収穫と並行して、サイロの穀物を町へ運ぶ作業も進めていました。トレーラー3連の大型トラックが来て、サイロから3便分を運び出しています。3便目は受け入れが再開する翌朝7時まで待機したそうです。
サイロにはかなり乾いた穀物があり、圃場脇の一時貯留容器にあった水分13%ほどの穀物と混ぜて出荷していたと説明しています。この日の狙いもチェイサービン(穀物運搬車)に約20トンを積み、次の便で乾いた穀物と混ぜることでした。こうした調整で滞っていた分を片付け、収穫に専念できる状態になったと話しています。
雨の合間の2時間
翌日は周囲に散発的な雨があったものの、平坦な区画の圃場には降っていませんでした。サイロに搬入用のオーガーを据え、刈った分はすべてそこに入れる段取りです。開始は午後4時近くで、日が傾くと再び湿るため、刈れるのは長くて2時間とみていました。
コンバインの水分計は12.5%を示しましたが、「あまり正確ではない」ため別に測ると13%強でした。やがて通り雨で窓に水滴がつき、後方の粉じんも消えたため、速度を落として中断しています。それでも赤いコンバイン2台と合わせ、1時間半から2時間で200〜250トンを刈れたそうです。
語り手はもどかしさを認めつつ、刈れたことに目を向けたいと話します。前向きな面を見なければ「自分を憐れむだけになる」と語り、雨の様子を見て次を決める構えです。サイロは容量いっぱいまで詰め、翌日以降はまとまった雨になると見込んでいます。
散布機の修理と防除
雨待ちの間には他の作業も進みます。自走式散布機の Rogator は、ブームの端部を町の業者が外して修正し、補強板のガセットを付け直しました。ガセットの破損は「既知の問題」で、放置するとブームが落ちることもあると説明しています。修理後はソルガムの雑草防除に使い、綿花を植える休閑地への散布も控えていました。
ソルガムは等高線の浅い部分で生育が悪く、播種機の問題かもしれないと推測しています。播種時の土壌水分がぎりぎりだったため全体にまだらですが、今後よく補うはずだと見ています。一方で父親は古いトラクターのクラッチの遊びとブレーキを調整し、和やかな掛け合いも映像に収められていました。
本記事は掲載時点の情報です。発言の引用は日本語に訳しています。